はるかなる世界

綾瀬はるかファンが、好きなことについてのんびり語るブログです。

ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」について その2

2つ目のドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」の魅力は、今も活躍している役者さんたちです。

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朔ちゃんこと「山田孝之さん」の演技は秀逸としか言いようがありません。特に冒頭のウルルで泣きながらさけぶシーンは、見返すたびにグッときます。そのシーンがはじめに撮影されていたというところが山田さんの凄さだと思います。現在は、少し路線が異なる役が多いですが、いつか父親の役とかも見てみたいと思っています。

スケちゃん役の「田中幸太朗さん」、智世役の「本仮屋ユイカさん」もその後ドラマに出演し活躍しましたし、ボウズ役の「柄本佑さん」、亜紀の唇を奪った「田中圭さん」、朔太郎の妹役の「夏帆さん」が現在のようにTVや映画に引っ張りだこになるとはこの頃は想像できませんでした。

これらの若い役者さんたちの織り成すちょっと甘酸っぱくて懐かしい空気感がこのドラマの魅力のベースとなっていると思います。

 

周りを取り巻くベテランの役者さんたちもそれぞれの個性を演じているところがまた心惹かれるところです。

朔太郎のおじいちゃん役の「仲代達矢さん」。はじめは、仲代さんだけ舞台で演じているようで少し違和感を感じましたが、みるみるうちに仲代ワールドに引き込まれ、こんなおじいちゃんになりたいと思いました。

 

朔太郎と亜紀のそれぞれの両親の対比もよく表されている配役だったと思います。

素朴で心優しい、朔太郎の父を「高橋克実さん」、母を「大島さと子」さん。見栄っ張りだけど家族思いの、亜紀の父を「三浦友和さん」、母を「手塚里美さん」が演じています。役者としての高橋さんの演技は始めてみました。朔太郎を殴りつけるシーンは、いつもは妻の尻に敷かれて情けない父親が父親らしい姿を見せるというベタな設定ではありますがなかなかのものでした。三浦友和さんは、少し傲慢で大切な娘の不治の病に苦しむ姿、娘の彼氏を認めたくない気持ちがよく伝わってきてさすがの演技でした。

 

他には、高校の矢田部先生役の「松下由樹さん」。松下さんは昔トレンディドラマと言われていたドラマに出演していたときは??でしたが、こんな役もできるんだとちょっと見直したほどでした。

もうひとりの明希役の「桜井幸子さん」。ドラマ「高校教師」のときから好きな女優さんでした。2009年に芸能界から引退されており残念に思っています。

医者役の「浅野和之さん」もはまり役で、以後、浅野さんを見るとお医者さんに見えてしまいます。

唯一、大人朔太郎役の「緒方直人さん」だけは、悪くはないんだけれど・・・と思ってしまう私がいます。

 

16年たった今もこれほどの役者さんが第一線で活躍しているという奇跡がこのドラマの魅力や凄さを示しているのではないでしょうか。