はるかなる世界

綾瀬はるかファンが、好きなことについてのんびり語るブログです。

めだか奇跡の産卵

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 1年前、ひょんなことから緋メダカの卵を5,6個入手しました。そのうちの2匹が卵からかえり、部屋の小さな水槽で少しずつ大きく育っていました。「オスとメスだったらいいな。でも、そう都合よく行くわけはないか?」と思っていましたが、よく動くのでわざわざ調べることはしていませんでした。それでも毎日えさをやりながら、眺めていると可愛くて癒やされていました。

 今日、水槽の周りの苔の掃除をしていると、??? 水草に何やらついているではありませんか!! 触ってみると弾力があってコリコリしています。(メダカの卵は、これくらいでは潰れませんのでご心配なく)「ヤッター、卵だ!」「オスとメスだったんだ!」「奇跡だ!」と大喜びしてしまいました。

 念のために、解剖顕微鏡で見てみると

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目玉も心臓もできていて、もうすぐ卵から稚魚が生まれるのも間近な卵でした。

たった2匹育ったメダカが偶然、オスとメスで産卵した。とっても嬉しい奇跡的な出来事でした。

ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」について その4

 私がこのドラマにハマったもう一つの大きな理由は、ある方のブログの存在でした。

 自称「ブタネコ」さんが書かれていた「ブタネコのトラウマ」というブログです。ドラマのDVDを数話見て面白く感じ始めた頃、ネットで検索するうちにこのブログに辿り着きました。ブタネコさんは、当時(約20年前)50代後半か60代の男性だったんじゃないかと思います。つまらないものは、つまらないとスパット切り捨てる清々しい語り口、良いと思うものは理由をはっきり示し徹底的に褒める姿勢、癖はあるけど読者を魅了するブログでした。

 ブタネコさんは、お気に入りの映画やドラマ、女優さんになどついての記事を中心に書かれていました。「綾瀬はるか」は、お気に入りらしく多く記事になっていました。

 中でもこのドラマについての記事を読んだときの衝撃は忘れられません。ドラマの伏線や解釈について、それはそれは深く深く、そして愛情を感じるものばかりでした。

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 例えば「あじさいの丘に関する考察」は、あじさいの色がなぜ変わっていたのかについてドラマの設定を紐解きつつ語っています。ドラマを一度見ただけでは、到底気づきそうもない解釈でした。

 一つのドラマを繰り返し見る、そして見る度に新たな発見がある。こんなドラマの楽しみ方を私に示してくれたのが、ブタネコさんであり「世界の中心で愛をさけぶ」というドラマでした。

ブタネコさんのブログは、数年間見続けていましたが、ある時ピタッと更新が止まりました。ブロクの中で心臓が悪いことや入院をしていることなども書かれてあったため心配していました。他の綾瀬はるかファンのブログでブタネコさんが亡くなったことを知りショックを受けました。ご冥福をお祈りするとともに奥の深い「セカチュウ」の世界を見せてくださったことに感謝を申し上げます。ありがとうございました。

※ブタネコさんの「ブタネコのトラウマ」ブログは、どなたかがアーカイブとして残していただいており、現在でも見ることができます。感謝!

ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」について その3

ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」の魅力の3つ目は、森下佳子さんの脚本です。

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片山恭一氏の原作もそれなりに良いのですが、森下さんの凄いところは、原作の行間を読む?いやそんなレベルではなく話に必然性を持たせたり厚みを幾重にも持たせることができる脚本家であるというところであると私は思っています。

亜紀の「好きなものランキング」には、胸を撃ち抜かれました。原作にはなかったシーンです。そして朔太郎の「嫌いなものランキング」が来たときには、「うまい!」というより「参りました。m(_ _)m」とさえ思いました。

このように森下さんは、伏線やオマージュを効果的に散りばめながら、原作を補完、補強、時には超越し、視聴者に感動を与えます。ドラマでここまで作り込まれていると感じたのは、このドラマが初めてで思わず脚本家を検索したことを覚えています。

このあと「白夜行」「JIN−仁-」「とんび」「義母と娘のブルース」など私の琴線に触れる作品を次々に世に送り出してくれています。特に「白夜行」は、すごいとしか言いようがありません。ドラマとしては内容が内容なのですごく好きというわけではありませんが、東野圭吾の原作では書かれていない亮司と雪穂の行動(あえて書かずに読者に想像させるところがこの小説の肝)を徹底的にドラマで見せるというスゴ技を見せているのです。いわば原作小説があえて書いてない裏側をドラマで表に描き出しています。

今までドラマを見て原作との比較をしたことはありますが、脚本家の存在を意識したのはこのドラマからです。ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」の魅力の多くは、脚本家「森下佳子」によって創られたと言っても過言ではないと思っています。

 

 

 

 

ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」について その2

2つ目のドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」の魅力は、今も活躍している役者さんたちです。

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朔ちゃんこと「山田孝之さん」の演技は秀逸としか言いようがありません。特に冒頭のウルルで泣きながらさけぶシーンは、見返すたびにグッときます。そのシーンがはじめに撮影されていたというところが山田さんの凄さだと思います。現在は、少し路線が異なる役が多いですが、いつか父親の役とかも見てみたいと思っています。

スケちゃん役の「田中幸太朗さん」、智世役の「本仮屋ユイカさん」もその後ドラマに出演し活躍しましたし、ボウズ役の「柄本佑さん」、亜紀の唇を奪った「田中圭さん」、朔太郎の妹役の「夏帆さん」が現在のようにTVや映画に引っ張りだこになるとはこの頃は想像できませんでした。

これらの若い役者さんたちの織り成すちょっと甘酸っぱくて懐かしい空気感がこのドラマの魅力のベースとなっていると思います。

 

周りを取り巻くベテランの役者さんたちもそれぞれの個性を演じているところがまた心惹かれるところです。

朔太郎のおじいちゃん役の「仲代達矢さん」。はじめは、仲代さんだけ舞台で演じているようで少し違和感を感じましたが、みるみるうちに仲代ワールドに引き込まれ、こんなおじいちゃんになりたいと思いました。

 

朔太郎と亜紀のそれぞれの両親の対比もよく表されている配役だったと思います。

素朴で心優しい、朔太郎の父を「高橋克実さん」、母を「大島さと子」さん。見栄っ張りだけど家族思いの、亜紀の父を「三浦友和さん」、母を「手塚里美さん」が演じています。役者としての高橋さんの演技は始めてみました。朔太郎を殴りつけるシーンは、いつもは妻の尻に敷かれて情けない父親が父親らしい姿を見せるというベタな設定ではありますがなかなかのものでした。三浦友和さんは、少し傲慢で大切な娘の不治の病に苦しむ姿、娘の彼氏を認めたくない気持ちがよく伝わってきてさすがの演技でした。

 

他には、高校の矢田部先生役の「松下由樹さん」。松下さんは昔トレンディドラマと言われていたドラマに出演していたときは??でしたが、こんな役もできるんだとちょっと見直したほどでした。

もうひとりの明希役の「桜井幸子さん」。ドラマ「高校教師」のときから好きな女優さんでした。2009年に芸能界から引退されており残念に思っています。

医者役の「浅野和之さん」もはまり役で、以後、浅野さんを見るとお医者さんに見えてしまいます。

唯一、大人朔太郎役の「緒方直人さん」だけは、悪くはないんだけれど・・・と思ってしまう私がいます。

 

16年たった今もこれほどの役者さんが第一線で活躍しているという奇跡がこのドラマの魅力や凄さを示しているのではないでしょうか。

 

ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」について その1

放送初回からすでに16年が経とうとしている今でも、私の中では歴代最高のドラマとして心に残っています。その魅力について語っていきたいと思います。

このドラマの一番の魅力は、女優「綾瀬はるか」の成長の始まりを見ることができるという点です。まだ、演技派とは言えない女優駆け出し当時の綾瀬はるかさん。明るく素直で前向きで一所懸命な姿勢が演技にそのまま表れ好感が持てました。

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第1話のこの告白シーンで心がときめいた男子は多かったと思います。

その後、回が進むごとに、優等生を演じていて、少し勝ち気で、茶目っ気があって、友達思いな「亜紀」と「綾瀬はるか」が見事に同化していきます。

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このシーンでは、「亜紀」がマリア様か女神にさえ見えてくるほどの眩しさでした。

病気が発覚してからは、実際に頭を丸めたり、絶食したりと体当たりで役作りに取り組んでいたようです。その必死さが画面からも伝わってきて「亜紀」死がよりリアルなものとなり、見ているものに大きな喪失感を抱かせました。

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エンディングで、このシーンが流れて少しは救われた気がしましたが、最終回を見終わったあと、数ヶ月間「亜紀ロス症候群」が続いた程でした。

この「世界の中心で、愛をさけぶ」というドラマは、セクシーアイドル系の扱いだった「綾瀬はるか」が、現在の国民的人気女優の道を歩みだす転機となった作品と言えます。

以後、数々の映画やドラマに出演していきます。女優として天然キャラ炸裂の「ホタルノヒカリ」やアクション満載の「精霊の守り人」など、多様な魅力を魅せてくれる女優に成長し、その姿を見れることを嬉しく思っています。

今でも時々、「亜紀」と重なって見え、「こんなに活躍できるようになってよかった。」と思ってしまう自分がいます。

綾瀬はるかとの出会い

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綾瀬はるかを女優として認識したのは、TBS金曜ドラマ世界の中心で愛をさけぶ」でした。

残念ながら、2004年7月2日に始まったドラマをリアルタイムでは見ていません。

その次の年に1ヶ月ほど、ある研修施設で研修生活を行っていたとき、夜は暇なのでネットを見ていてこのドラマの存在を知りました。ビデオ店に行き、DVDボックスを購入し一気見しました。

1話見るごとに廣瀬亜紀(綾瀬はるか)に魅せられて行きました。そして見終えたあとの喪失感はとてもドラマとは思えませんでした。(実際、このあと綾瀬はるかが、ポカリスエットのCMに出演したときに、ホッとした気持ちになったほどでした。)

それ以来、綾瀬はるかの密かなファンです。

 

 

はじめに

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新型コロナウィルスのため、家にいる時間が多くなりました。

そんな中、TBSのドラマ「JIN」の再放送が‥.。

坂本龍馬綾瀬はるかファンとしては、見ないわけには…。

綾瀬はるかの可愛さと森下佳子の脚本の素晴らしさを再確認できたひと時でした。

十年ぶりに、ブログを始めます。

日々感じた思いを綴って行きたいと思います。